24時間365全国対応 無料

気づいたらリボ払いの残高が200万円に…効果的な返済方法とは?

2021.12.28 更新

リボ払いの残高200万円。まだ解決する方法はある?」 「返さなきゃとは分かっているけど、返済できる気がしない…」 リボ払いは金利手数料が高く、返済を続けてもなかなか元金が減らないという特徴があります。今のままの返済を続けてしまうと、手数料ばかり支払うことになって元金がまったく減らないことも考えられます。 しかし、元金を減らすための具体的な行動をすることで200万円の残高も完済は十分可能でしょう。繰り上げ返済や月々の返済額を増やすことはもちろん、金利手数料をカットできる任意整理も選択肢の一つです。 この記事では、
  • リボ払いで200万円の借金を抱えてしまった時の対処方法
についてお伝えします。

いくら減らせるか知りたい!
1分で借金減額診断する

借金減額診断とは?

3つの質問に答えて無料いくら減額できるか診断できるツールです。

  • 匿名での回答可能
  • 3問を選択するだけ
  • 年間21万件以上問合せ・相談実績がある弁護士事務所が運営

リボ払いの残高が200万円に!…減らないのはなぜ?

リボ払いの残高がなかなか減らない理由は、リボ払いの金利手数料の高さにあります。

一般的なリボ払いの金利手数料は、実質年利15%。この金利は消費者金融で借金した時にかかる利息とほとんど同じです。

手数料がいかに高いものであるかの具体例として、200万円のリボ払い(元利定額返済)で毎月5万円ずつ返済した場合を見ていきましょう。

手数料は以下の計算式で算出できます。

手数料=元金(リボ払い残高)×金利÷365(日)×借入期間(借りた日数)

したがって、リボ払いの残高が200万円の場合、1ヶ月にかかる手数料は
200万×0.15÷365×30=24,656円
になります。

ご覧のとおり、返済した5万円のうち約半分が金利手数料に充てられることになります。

返済が進めば金利手数料は少しずつ下がっていくものの、完済まではおよそ56回、その間にかかる手数料の合計は約78万円にも上ります。

また毎月の返済額が少なければ完済するまでの期間が延び、金利手数料の負担がより大きくなってしまいます。

〈毎月の返済額別、完済までにかかる期間と手数料総額〉

毎月の返済額 完済までにかかる期間 金利手数料の合計
10万円 約24ヶ月 約32万円
8万円 約31ヶ月 約41万円
5万円 約56ヶ月 約78万円

その結果、毎月の返済金額がほぼ金利手数料のみという状態になってしまい、支払い残高がまったく減らない「リボ地獄」に陥る人が多いのです。

リボ払いの仕組みについては「知らずに利用すると恐ろしいことに…リボ払いの仕組みをわかりやすく解説」で紹介しています。

リボ払いの借金200万円を返済する方法

リボ払いの借金返済が難しくなってくると、どのような形で完済すればいいかわからなくなり、パニックになってしまう方もいるかもしれません。

リボ払いでの借金を返済するために何よりも必要なことは「いかにして元金を減らすか」ということです。

ここからは、リボ払いの残高を極力減らし、1日も早く借金を完済するために、その近道となる2つの方法をお伝えします。

繰り上げ返済をしてリボ残高を減らす

リボ払いを返済する一番の方法は、当然ですが一括で返済することです。一括で返済すれば、手数料はかかりません。

一括は無理でも、毎月の返済とは別に支払い残高の一部を返済する「繰り上げ返済」も有効です。

クレジットカード会社によって多少異なりますが、提携ATM、銀行振り込み、インターネット申し込みで返済することができます。

もちろん、繰り上げ返済の金額が大きいほど借入残高は減り、金利手数料もそのぶん減額されます。

お金に多少余裕ができた場合は、できるだけ繰り上げ返済に回すのがベター。1万円でも繰り上げ返済すれば、毎月の返済負担は軽くなります。

月々の返済額を増やして利息の負担を減らす

完済への近道としてもう一つおすすめしたいのが、「月々の返済額を増やす方法」です。

ここでは、支払い金額が違うと金利手数料や借入残高にどの程度の差が出るかを計算してみました。

【返済金額ごとの金利手数料】

返済金額 5万円の場合 8万円の場合 10万円の場合
1回目手数料 25,000円 25,000円 25,000円
2回目手数料 24,687円 24,312円
(-375円)
24,062円
(-625円)
3回目手数料 24,371円 23,616円
(-755円)
23,113円
(1,258円)
手数料合計(3回) 74,058円 72,928円
(-1,130円)
72,175円
(-1,883円)

上記のとおり、毎月の返済金額が少ないケースでは、借入残高の減りが少ない分、金利手数料が高くなります。

逆に、毎月の返済金額が増えるほど金利手数料は減り、返済者の負担が軽くなるのが表から見て取れます。その差は、返済期間が長くなるほど顕著になります。

つまり、毎月の返済額が大きいほどリボ残高と金利手数料の両方を減らすことが可能になります。それにより、早期返済しやすくなるのです。

そのため、多少家計に余裕がある場合は、返済金額の増額に充て、完済までの期間を短縮させることを検討しましょう。

なお、返済中の延滞やリボ払いの追加利用はご法度です。リボ地獄に直結する恐れがあるので、くれぐれもご注意ください。

それでも完済の目途が立たない……そんなときは弁護士・司法書士に相談するのも一つの解決方法

ここまでは、リボ払いによる借金地獄(リボ地獄)に陥る原因や、200万円以上になってしまった支払い残高を減らす方法についてご説明しました。

しかし、こうした方法でもリボ残高が減らず、自力返済が困難な状況に変化がないという場合は、弁護士や司法書士に相談してみる、任意整理を行うことなども一つの方法です

任意整理は債務整理の一種です。裁判所を通さず直接債権者と交渉するため、ほぼ人に知られることなく借金問題を解決できます。

任意整理のメリット

任意整理のメリットは、以下の2つです。

1.将来の手数料をカットできる可能性がある

債務者との交渉により、リボ払いの高い手数料を将来的にカットする手続きです。それによりリボ残高も減額できることがあり、完済への道が大きく開けます。

2.残高が減っていく様子がわかる

将来の手数料をカットした結果、リボ残高が減っていく様子がはっきりとわかるため、心理的な負担も大きく軽減されます。

もちろん、借金返済の義務がなくなるわけではありませんが、任意整理によって自力で完済できる可能性が高くなるでしょう。

任意整理のデメリット

一方で、任意整理にもデメリットはあります。それは信用情報機関に事故情報が登録される、いわゆる「ブラックリスト入り」してしまう可能性があることです。

ブラックリスト入りすると5~10年間は「クレジットカードが利用できない」「ローンやキャッシングが利用できない」ことになってしまいます。

ただ、カードが使えないこの機会に、収入の範囲内で生活をする習慣を身につけることができる、と捉えてみてはいかがでしょうか。

弁護士や司法書士に依頼

任意整理は自分ですることもできますが、交渉をスムーズに行える弁護士や司法書士が手続きすることがほとんどです。

弁護士や司法書士というと、多額の費用がかかるイメージをお持ちかもしれません。しかし債務整理を多く扱う弁護士・司法書士事務所なら、分割払いに応じてくれるなど、利用しやすくなっています。

【体験談】リボ払いの借金を任意整理で返済しました

リボ払い体験談1  ギリギリまで生活を切り詰めても残高が減らない

Aさんの場合

  1. 借入額 200万円
  2. 借入期間 3年4ヶ月
  3. 毎月の返済額 10万円

上司と部下との板挟みに合い毎日ストレスを抱えながら過ごしていました。唯一の楽しみといえば買い物で、週末になるとパソコンや趣味の楽器など高額な買い物を繰り返していました。

しかし当時の給与は26万円でしたので、支払いはすべてリボ払い。どれだけ利用しても支払額が変わらないのをいいことに、複数のカードで次々と買い物を重ねていきました。

次第に支払い残高が増え、気づいたら最終的には200万円、毎月の支払額は10万円に…。到底払える金額ではありません。電気代や食費を極限に削って生活していてもストレスはたまる一方ですが必死に我慢し、なんとか期日だけは守るようにしていました。

しかしどれだけ努力しても、残高はいっこうに減りません。それもそのはず、支払っていたのは金利手数料だけで、ほとんど残高の返済に充てられていなかったのですから。いつになったら返済生活が終わるのか見当がつかなかったのが、精神的に一番辛かったです。

そんな生活に嫌気がさして弁護士に相談すると、将来利息をカットして支払総額を減らす任意整理をすすめられました。この暮らしが少しでも変わるなら…と手続きをお願いすると、月々の支払額を5万円にまで引き下げることができました。

しかも金利手数料がかからないので、支払った分全額が残高から差し引かれます。毎月減っていく残高を見ているうちに生活にも精神的にも余裕ができ、前向きに完済に向けての道を歩み始めることができました。

借金減額診断とは?

3つの質問に答えて無料いくら減額できるか診断できるツールです。

  • 匿名での回答可能
  • 3問を選択するだけ
  • 年間21万件以上問合せ・相談実績がある弁護士事務所が運営

2019.01.10 公開

関連記事

内容証明で借金督促状が届いたら危険信号!債務整理で解決を

目次内容証明とは?放置するとどうなる?借金を滞納した場合の流れ内容証明郵便による督促状で一括請求される代位弁済後に強制…

借金の取り立てを止めたい時の対処法と覚えておきたい督促への対応

目次その借金取り立て…違法かも!?正しい借金の取り立てルール借り入れ先によって異なる督促内容銀行カードローンによる督促大手…

住宅ローンを滞納すると競売に!?滞納後の流れや回避する方法を解説

目次住宅ローンを滞納し続けるとどうなるのか?滞納1~2ヶ月:電話や書面で督促が行われる滞納3~6ヶ月:住宅ローンの一括…

リボ払いはなぜやばい?当てはまるとまずい3つの兆候と解決策

目次リボ払いが「やばい」3つの理由やばい理由(1)手数料が高いやばい理由(2)支払額が一定やばい理由(3)危機的状況になっても気…

リボ払いはなぜ終わらない?減らない理由と借金を完済する3つの方法

目次リボ払いは残高の増加に気づきにくく、返済期間が長期化しやすいリボ払いが減らないと感じたら、残高を確認するべきリボ払…