借金を抱えているとストレスがたまり、金額が増えるほどストレスは増大しがちです。そのストレスを解消するには借金を完済するのが一番手っ取り早いですが、
「それができていればやっている」
「どういうプロセスで返済に臨めばストレスが減るか知りたい」
という方も多いでしょう。
こちらの記事では、借金によるストレスとの向き合い方や、そのストレスを効果的に減らす方法、借金を早く完済するための対策、ストレスが限界に近づいた場合の相談先などについてお伝えします
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2022.02.03 更新
借金を抱えているとストレスがたまり、金額が増えるほどストレスは増大しがちです。そのストレスを解消するには借金を完済するのが一番手っ取り早いですが、
「それができていればやっている」
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目次
借金の額が増えてくると、返済の重圧からくるストレスも甚大になります。それを解消したいなら、借金をできるだけ早く完済するのが一番です
まずはその第一歩として借金返済のストレスと正面から向き合い、自分の意識を変えていきましょう。
そもそも借金は、少額でも返済のプレッシャーによるストレスがあるものです。借金が増えるほどそのプレッシャーは重くなり、ストレスも増大する傾向にあります。
その状態を解消するためにも、「借金=ストレスがかかるもの」と認識し、現実から目を背けないことが重要です。多くの人はそれができないために借金を軽く見てしまい、借金残高と同時にストレスまで増やしてしまうのです。借金をしたらストレスも増えると考えるべきです。
借金のストレスを感じている原因に「見栄っ張り」もあるかもしれません。
その根底には「人よりいいものを持ちたい」「周囲の羨望の的になりたい」「ステータスを高めたい(維持したい)」といった気持ちがあり、そのために借金してしまったという方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
また、見栄っ張りの人は借金が周囲に知られるのを恐れて誰にも相談しない傾向があります。その結果、借金が増えてしまいがちです。
そうなる前に、自分の見栄が借金ストレスの原因であると理解しましょう。
クレジットカードは、自然にお金が湧いて出る魔法のアイテムではありません。カード会社が立替払いしてくれただけで、後日返済する義務がある「借金」です。クレジットカードの支払いができない方の中には、その認識が甘かった、という方もきっといるのではないかと思われます。
まずは「クレジット払い≒借金」と考え方を変えてみましょう。そして、クレジットカードによる「借金癖」があることを自覚する必要があります。
借金が増える理由は利息です。返済が遅れるほど利息がふくらみ、それにともなって借金総額も増えます。逆に、早く返済して借金残高(元金)を減らすほど今後払う利息は少なくなり、借金総額も減ります。
この意識を持つことが、借金によるストレス解消への大きな前進につながります。
借金のストレスは、完済しない限り解消できません。しかし、少しでもストレスを減らす方法はあります。これからご紹介する方法を実践してみてはいかがでしょうか。
まずは現在の収支を正しく把握するため、家計簿をつけてみましょう。借金癖のある人は、たいてい支出を把握していません。つまり、無駄な支出があるかどうかもわからないのです。
しかし、家計簿をつければ支出が「見える化」でき、支出ごとに優先順位をつけられます。その結果、無駄な支出を削ることにつながり、そのぶんを返済に充てることができるようになります。
お金のかからないストレス解消法も効果的です。ストレスはためるほどその反動が大きくなり、衝動的な浪費の原因にもなります。それを防ぐには、ストレスを小出しで発散することが大切です。
たとえば、ウォーキングやジョギングは無料でできるストレス解消法です。
また、自治体が運営しているジムや図書館などの公共施設を上手に利用すれば、お金をかけずに趣味を楽しむこともできます。そのような手段で、適度にストレスを発散してみてはいかがでしょうか。
一方で、ストレスから逃げたくても絶対にやってはいけないのが「借金の放置」です。借金を放置すれば、利息が雪だるま式に増えます。また、延滞が長引けば貸金業者も動きます。
借金を延滞すると、まず督促の電話や請求書が届くと同時に、延滞のペナルティとして「遅延損害金」が加算されます。それでも借金を放置すると遅延損害金が増えていき、しまいには元金より高くなる恐れも…。
最後は貸金業者に裁判を起こされ、裁判所から財産を差し押さえられてしまいます。その後にかかるストレスは、容易に想像できるでしょう。
ストレスを軽減できたとしても、なくなるわけではありません。
少しストレスを軽くできたなら、もう一度、冷静に今の借金と向き合い、完済への道筋を考えてみましょう。
借金(元金)を早期返済する方法や、無理なく毎月返済できる金額を算出し、返済額や完済時期を決めます。いつ完済させるかのゴールをはっきり描くことで、やるべきことが明確になってくるはずです。
複数の金融機関から借り入れている、いわゆる多重債務状態の方であれば、借金の借り換えを含め1本化を図りましょう。それによって今後の利息を減らせる可能性があります。
延滞すると借金が増えるので、返済日の正しい把握は必須です。給料を受け取ったらすぐ返済に回し、延滞を確実に防ぎましょう。
###繰り上げ返済を行う
ボーナスなどで金銭的に余裕ができたときや臨時収入があるときは、繰り上げ返済を行いましょう。元金とともに将来の利息も減り、完済時期が早まります。
ある程度の貯蓄は、急な重病などのアクシデントによって生活苦に陥らないために必要です。新たな借金を作らないという意味でも、必要最低限の貯蓄を確保しましょう。
また、高額医療費制度や医療費控除制度など、負担を減らせる公的な制度についても調べておくといいでしょう。
自助努力で借金を減らそうと試みても、返済が難しい場合はあります。また、家族などに迷惑をかけたくないという気持ちから、一人で悩んだ末にストレスが限界に近づくというケースもあるでしょう。
その場合は、弁護士や司法書士に相談するのも一つの方法です。
弁護士や司法書士には守秘義務があるので、安心して相談できます。また、最良の解決方法を知っているのも強みです。
弁護士や司法書士に依頼すると、手続き開始後は貸金業者からの督促が止まります。
債務整理には次のような手続きがあります。
・任意整理
弁護士や司法書士が直接債権者と交渉し、将来利息のカットや返済期間の延長を行います。したがって裁判にはならず、周囲に借金を知られる可能性も低いです。
しかし、任意整理後はいわゆるブラックリスト入りの状態となり、およそ5年はクレジットカードもローンも利用できなくなります。
・個人再生
住まいを残しながら借金を最大5分の1程度にカットできるのが最大のメリットです。一方で、官報に掲載されたり、一時的に職業が制限されるなどのデメリットがあります。また、5~10年はブラックリスト入りの状態となります。減額された借金は保証人や連帯保証人に移ってしまうので注意が必要です。
・自己破産
借金の支払い義務がなくなるのは大きなメリットですが、家を含めた全財産が借金返済に充てられ、官報にも掲載されます。また、滞納した税金や社会保険料の支払い義務は残り、保証人に借金の請求がいくことになるので注意が必要です。
以上のうち、もっともデメリットが少ないのが任意整理です。債務整理を選ぶ方の多くは、任意整理で借金を完済しています。
どの債務整理を選択するか判断するには、弁護士や司法書士に相談して自身の状況にあった債務整理を提案してもらうのも一つの選択肢です。
いくら債務整理に興味があっても、具体的にどうすればいいのかわからない方がほとんどではないでしょうか? それなら、借金問題の悩みについて相談に乗ってくれるサービスや専門機関をうまく利用し、債務整理を進めていきましょう。
債務整理は法律を用いた手続きに含まれるため、法律の専門家に相談するのが賢明です。債務整理を取り扱っている法律の専門家は、弁護士や司法書士ですので、自宅の近くにある弁護士事務所や司法書士事務所に相談するのもひとつの手です。
近年では、無料法律相談を実施する事務所も一部あるので、無料相談を利用して弁護士や司法書士に相談することを検討しましょう。
弁護士や司法書士というと、敷居が高いと感じてしまう方もいるかもしれません。
そんな方は地域ごとにある、弁護士会や市区町村役場の法律相談会を利用するという方法もあります。
弁護士会によっては無料法律相談を行っていないこともありますが、通常、弁護士事務所などで有料相談にかかる一般的な相場よりも金額は低めに設定されています。
市区町村の役所・役場であれば、多くは無料での法律相談が実施されています。一度、自身が住んでいる市区町村の役所・役場に債務整理の法律相談会を行っていないか確認してみましょう。
上記、いずれの方法でも無料法律相談の利用ができそうになかった場合は、国が設立した司法援助機関である「法テラス」を利用するという選択肢もあります。
法テラスであれば3回までは無料で専門家に法律相談に乗ってもらうことができ、依頼したいとなれば専門家への費用を一時的に立て替えてもらうことも可能です。
ただし、利用には収入に要件があります。あまり収入が多すぎる場合は無料相談などを利用できない場合もあるので注意しましょう。
債務整理は法律の専門家に相談するのが得策です
借金によるストレスを解消する一番の方法は、借金の完済です。そのために「借金癖」の原因となる考え方やお金の使い方を見直し、計画的かつ早期で返済する方法を見つける必要があります。
また、一人で借金に悩んでいるとストレスからさらに借金を増やす恐れがあります。
弁護士や司法書士のように解決方法を提案できる人もいますので、ご自身に合った最良の解決方法で借金完済を目指しましょう。
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2017.12.03 公開