「わかってはいるけど借金がやめられない!これって依存症?」
「借金依存症から抜け出すには、どうすれば…」
借金依存症は、借金がやめられない、常に借金をしていないと落ち着かない状態をいいます。
借金依存症の怖いところは、本人の意思にかかわらず借金を繰り返してしまうこと。その結果、借金が大きく増えて返済が困難になれば、生活が破綻する恐れもあります。
そこで、借金依存の悩みは、早い段階で専門機関に相談することが有効といえます。
同時に、借金問題の根本的な解決も必要です。弁護士や司法書士に相談することで、現実的な返済計画を立案してくれます。弁護士に相談して債務整理を実行すれば借金を減額できる可能性もあります。
この記事では
についてお伝えします。
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あなたは大丈夫?借金依存傾向がある人の特徴
最初に、借金依存症がどういう病気で「なりやすい人」にどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
借金依存症とは
借金依存症は特定の物質使用や行為をくり返す依存症の一種で、自分の意思では借金をやめたくてもやめられない状態になることです。
パチンコなどのギャンブルやインターネットショッピングなどにのめりこんだ結果、
借金に手を出し、そのお金がなくなるとまた別のところから借金を重ねてしまう
――というのが借金依存症の典型的なパターンです。
借金依存症になると、自分では「お金を借りる」という行為を抑えられません。そして半ば衝動的に借金を重ね、気がつくと負債が高額になっています。自分だけでなく、家族の生活を窮地に陥れるケースも多々あります。
借金依存傾向がある人の特徴
次は、借金依存症に陥りやすい人の特徴を挙げてみます。以下の特徴に当てはまる方は注意が必要です。
- 大きく収入が減った
リストラなどで大きく収入が減ると、生活レベルを下げる必要があります。
しかし、一度上がった生活レベルを下げるのは難しいもの。そのため、収入を超えた支出が発生する場合もあります。
そのようなときに「ちょっとだけ」と借金してしまうと、借金への抵抗感・罪悪感がなくなって借金依存症に陥る危険性が高まります。
- 衝動買いが多い
自分の欲求を抑えられない浪費家は欲しいと思ったら衝動買いに走ることが多く、買い物依存症になりやすい傾向があります。「買い物でのストレス発散」がエスカレートすると、欲しいもののために借金を重ねても平気な借金依存症を併発する恐れがあります。
- 見栄を張りがち
持ち物や人付き合いなどで見栄を張るタイプの人は、支出が多くなりがちです。その結果、収入を超えた支出が原因で借金に手を出し、借金依存症に陥りがちです。
- ギャンブルが好き
ギャンブル好きな人は勝ったときの快感が忘れられず、借金してでもギャンブルを続けようとします。それが原因で高額の負債を抱えてしまう、というケースも珍しくありません。
- 「借入限度額=自由になるお金」と思っている
「借入限度額=自由になるお金」だと思っている人も危険です。
通常は自分が返済可能な金額を考えた上で借金をしますが、借入限度額いっぱいに借りる人にはその視点が抜けています。そのような人は「借金は返済するもの」という視点も欠落しているため、借金を重ねても危機感がなく、借金依存症になる恐れがあるでしょう。
借金依存症がもたらす「多重債務」とは
多重債務とはどのような状態か?
「多重債務」とは、複数の借り入れ先からお金を借りている状態を指します。
【例】
- リボ払いの返済が難しくなり、その穴埋めに消費者金融からお金を借りた
- カードローンやキャッシングが利用限度額に達したため、別のローンで借金した
借金依存症の人は「お金を借りること」へのハードルが下がっているため、借金を繰り返すことへの危機感が薄いまま多重債務状態に陥る危険性が高くなります。
多重債務のリスクと解決策については、以下の記事で詳しく解説しています。
多重債務とは?多重債務に陥るメカニズムと解決方法を解説
「多重債務ってどんな状態?」「多重債務になったらどうやって解決すればいい?」多重債務とは、キャッシングやカードローン、消費者金融などで「2社以上から借金している状態」を指します。多重債務状態でありながらそ
借金依存症の悩み、誰に相談したらいい?
冒頭で、借金依存症は「自分の意思では借金をやめたくてもやめられない状態になること」とご説明しました。多重債務の原因にもなる借金依存症を克服するためには、自力でどうにかするよりしかるべき専門機関などに相談するほうが有効です。
そこで、借金依存症について相談できる3つの相談先をご紹介します。自分や家族に借金依存症の疑いがある場合は、早い段階でいずれかに相談することをおすすめします。
医療機関(精神科)
借金依存症を自力で克服するの非常に困難です。
まずは、医療機関(精神科)で薬物療法やカウンセリングなどの治療を受けることをおすすめします。医師の力を借りれば、借金依存症が改善される可能性も高いでしょう。
自助グループ
借金依存症の自助グループは全国にあります。その活動に参加するのも有効です。
自助グループには独自の回復プログラムがあり、社会復帰を目指すことを目的としています。
また、自助グループは同じ悩みを持つ経験者同士で悩みを分かち合い、借金依存症の治療をスムーズに進める目的も担っています。なお、自助グループには依存症の家族が参加できる場合もあります。
精神保健福祉センター・保健所
借金依存症は本人にその自覚がない場合も多いので、家族が通院や治療をすすめても拒まれることが珍しくありません。その場合は、最寄りの精神保健福祉センターや保健所への相談をおすすめします。
全国各地の精神保健福祉センターや保健所には、各種依存症に対応できる医師、保健師、看護師、臨床心理士などの専門職員がおり、借金依存症の本人や家族の相談に応じています。まずは、電話やWEBサイトから問い合わせてみましょう。
依存症の治療と同時に、借金も根本解決を
借金依存症を根本的に解決するには、前述した通り依存症の治療が不可欠です。
しかしそれだけでは不十分で、同時に借金問題を根本的に解決する必要もあります。放置すれば借金が増えて返済できなくなり、生活が破綻する恐れもあるからです。そのためには、借金問題について弁護士や司法書士に相談することを検討してください。
借金の相談は弁護士や司法書士が適任
借金問題の相談は、法律の専門家である弁護士や司法書士が受け付けています。それらの専門家は、借金の減額や免除によって解決する債務整理にも精通しています。
債務整理には原則「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つがあり、任意整理以外は裁判所や簡易裁判所での手続きです。いずれの手続きでも利息のカットや借金の減額、過払い金の請求などにより借金総額が減らせるので、自力での返済が可能になります。
ただし、司法書士が対応できる債務整理は個別の負債額が140万円以内の借金に限られ、個人再生や自己破産の代理人はできません。
借金を弁護士に相談するメリット
弁護士に借金問題を相談すると、債務整理も視野に入れた現実的な返済計画を立案してくれます。それによりライフスタイルの見直しや生活の立て直しがしやすくなるというメリットがあります。
また、弁護士に債務整理を依頼すると、「受任通知」の送付によってすぐに債権者からの督促や取り立てがストップします。
代理人として借り入れ先との直接交渉や裁判所での複雑な手続きも任せられるので手間もありません。借金返済に困ったら、弁護士事務所の無料相談などで相談してみることを検討しましょう。
まとめ
何度も借金を繰り返す人は、借金依存症という病気の恐れがあります。自分や家族にその兆候がある場合は、できるだけ早く医療機関などで借金依存症の治療を受けましょう。
また、それと同時に借金問題についても解決する必要があります。そちらは借金問題の専門家である弁護士に相談し、早期完済を目指しましょう。それにより、依存症からの回復や生活の立て直しも容易になるでしょう。
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